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「単行本用の書き下ろしに原稿料は発生しない」って本当?

「書店特典や単行本の書き下ろしに原稿料は発生しない」という話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。今回はその疑問にお答えいたします。

書店特典や単行本の書き下ろしとは

単行本を買うと、例えばアニメイトやとらのあな店舗限定で、ポストカードや冊子なりがつくことがあります。1冊の単行本でも「複数の店舗用で」「それぞれ別の特典がつく」という光景は見たことがある方も多いでしょう。

これらのイラストは、雑誌の表紙用に描いたものを流用するなどで書き下ろしでないこともありますが、「書き下ろし」自体が売りになるため、書き下ろし比率の方が多いです。

また、単行本の表紙自体も書き下ろしである場合がほとんどです。

単行本の中身にも、雑誌掲載時にはなかった漫画と漫画の間にある巻中イラストや、漫画ページの追加があったりします。これらは主に空きページを埋める意味もありますが、作家さんのサービス精神でもあります。

書店特典も単行本の書き下ろしも、雑誌掲載時に既に読んでいた読者への購買意欲を上げるための手段のひとつです。複数の書店特典に至っては、ファンの方が応援やコレクション目的で同じ単行本を別の店舗で数冊買うということもあり、それが出版社の狙いのひとつでもあります。

書き下ろしは売り上げアップの施策というわけです。

単行本用の書き下ろしには原稿料は発生しない?

結論を言うと、発生しないことが多いです。

これは書店特典や単行本内の書き下ろしだけでなく、単行本表紙の書き下ろしについても支払われないということです

以前、編集の方に発生しない理由を聞いたことがあるのですが、「書き下ろしは単行本の印税に含まれる」ということでした。

印税に関わる単行本のためとはいえ、「原稿料は原稿の対価として支払われる」って習ったばかりなのに……。

ただ上記の発言はその出版社自体の解釈、もっと言うとその方個人の解釈である可能性が高いです。

その証拠に、書き下ろし全てに原稿料を支払ってくれる出版社もあります

ただ、比率としては支払わない出版社の方が多く、そちらの方が一般的という風潮です。

出版社によって違うということ……?

そうなりますね……。

個人的には統一してほしいと思います。

これらの書き下ろしの支払いついては、説明されないことも多いです。書店特典を頼まれる段階で初めて説明される……みたいなこともあります。

原稿料もそうだけど、前もって説明されないこと多いんだね……。

トラブルを避ける意味でも前もって聞くことをオススメします。とはいえ、聞きづらいという方も多いと思います。個人的なオススメは、「すみません。新人なので、参考までにあれこれ聞いておきたいんですけど」もしくは「トラブルがないように前もって聞いておきたいんですけど」と前置いて、複数の質問をし、その内のひとつとして聞いてしまうという戦法です。普通に訊ねるよりは、幾分か質問しやすいかなと思います。

まとめ

この記事では、単行本用書き下ろしの支払いについて解説いたしました。少しでもお役に立てたのなら幸いです。

当ブログでは引き続き、管理人の経験を元に、漫画家に対する疑問などをお答えしていきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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