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ネタ切れの時どうしたらいい?ネタ出しの方法6選

創作をしていく上で必ず必要になってくる「ネタ」。あらゆる創作の根幹であるこのネタが思いつかない「ネタ切れ」は、誰にでも起こりえることです。

この記事では、「いくら考えても思いつかない。どうしたらいい?」という時にオススメのネタ出し方法を6つ解説していきます。

ネタ出しの方法6選

1.今まで触れたことのないものに触れてみる

今、ネタが出てこないということは、今の自分の中にはないとも言えます。それなら新たにネタを探しに行くという視点を持つのが大事です。

例えば、今まで触れてこなかったジャンルの作品に触れてみる。漫画でも構わないし、小説でも構いません。映画などの映像でももちろん大丈夫です。

敢えて苦手なジャンルに触れてみるのもアリです。

何で苦手なものに……!?

どうしても見たくないものはありますし、無理にでも見ろとは言いませんが、取材の気持ちで触れてみるのは一考の余地ありです。意外と見ることが出来るなという発見があるかもしれませんし、苦手のままなら苦手のままで、どこの何が苦手なのかを具体的に考えてみると面白いです。

「こういう展開が苦手だ」で終わらせず、「苦手じゃなくするにはどうすればいい?」「自分ならどう描く?」を考えてみると、新しいネタが見つかることもあります。

また、新たに触れるものは創作物や視聴作品でなくても問題ありません。例えば何か習い事を始めてみる。それ自体がネタになることもあります。

行ったことのない場所に行ってみる、入ったことのないお店に入ってみるなど、些細なことでもやってみるのが大事です。気分転換にもなりますし、何かを観察するという視点を持っていれば、今までは見落としていたものが視界に入りやすくなり、インスピレーションが湧く可能性も上がります。

2.自分だったらどう描くか?を考えてみる

上の見出しでは、「 苦手なジャンルを苦手じゃなくするために 、自分だったらどう描くか?」という視点で説明しましたが、この「自分だったらどう描くか?」という思考方法は何も苦手な作品に限りません。

自分の好きな作品だったり、往年の名作だったりを今一度分析し、「自分ならどう描く?」を突き詰めていくと新たな発見があります。

※もちろん、既存作品をそのまま流用するのはアウトです。

あくまで、「試行錯誤の起点とする」ということです。

往年の名作であれば、描かれたのは十数年~数十年以上前になることもザラです。それなら、「今、新たに描くとしたらどうなる?」という、「令和用の新連載」として自分なりに組み立ててみましょう。

そうやって思考を積み重ねていけば、自然とオリジナリティが出てきます。試行錯誤の起点にした作品と全く別になることだってあるでしょう。そうなれば完全に、アナタ自身の新しい創作のネタです。

逆に「ほぼあの作品のままだ」「どう見てもパクリだ」となる場合は、「自分自身の新しいネタ」に昇華し切れていません。

著作権的にも問題になります。くどいようですが、既存作品をそのまま流用するのはアウトです。

大事なので2度言うよ。

3.舞台や設定を置き換えてみる

好きな作品やトレンド作品の舞台や設定を置き換えてみる方法です。

一昔前に流行った「破天荒なキャラと共にオリジナルの部活を作る」という設定を例にすればわかりやすいと思います。

この設定の金字塔とも言える「涼宮ハルヒの憂鬱」の大ヒット以降、「破天荒なキャラと共にオリジナルの部活を作る」を起点とした作品が多く世に出ました。「涼宮ハルヒとSOS団(オリジナルの部活)を作る」のキャラクタと部活部分を変更する手法になります。これは典型的な舞台の置き換えです。

どれも起点こそ同じですが、それぞれの部やキャラクタに強烈な個性をつけることで、オリジナリティを出していました。

既存作品そのままの流用ではないわけだね。

ちなみに今現在は「破天荒なキャラと共にオリジナルの部活を作る 」系のお話は、編集部側からは敬遠されています。「オリジナル部活ものはやめた方がいいです」とまでわざわざ言われることも。これは既にこの設定が、今の時代のトレンドではないためです。

いわゆる「異世界転生もの」も、こういった舞台や設定を置き換える手法が多くとられています。

こういった「オリジナルの部活もの」「異世界転生もの」はある程度の枠組みが決まっているため考えやすいですが、量産型になる危険性もはらんでいます。

量産型が悪いわけではありません。ただ、どうしてもどこか似てしまいがちな点と、多いが故に埋もれてしまう可能性があることは念頭に置きましょう。

上記の例以外にも、舞台や設定を更にガラリと変える手法もあります。

例えば「ドラえもん」の設定を変えてみるとします。キャラクタであるドラえもんを「見た目は普通のおじさんで無口」としてみると、どうでしょうか。「普通のおじさんが押し入れにいる……怖っ!」となりますが、何故か無言で便利な道具をくれるのです……。

「何故おじさんは押し入れにいて、便利な道具をくれるのか」みたいに、「ミステリー&ホラーなドラえもん」として考えてみるのもいいかもしれません。

押し入れに人がいるとか完全に不審者だよ、通報しなきゃ

その「通報しなきゃ」もネタになります。コメディタッチに描けばギャグ方面に、逆にシリアス方面に描くのもいいと思います。通報して、駆けつけてくれた警察の方に押し入れを開けてもらうが、おじさんはそこにいない……あるいは、自分にしか見えない……。

イマジナリーおじさん……怖っ……。

この「もしドラえもんが普通のおじさんだったら」の例のような、「もし○○が△△だったら」の思考は創作の上で非常に役立ちます。上記の例では既存作品の舞台や設定を置き換えとして説明しましたが、ありふれた街角の舞台を置き換えるだけでも充分創作の源になります。

「もし喫茶店の店長が子猫だったら」「もし学校がダンジョンだったら」「もし道路の白線以外を踏むとやばい世界だったら」みたいに、まずは自由に考えてみましょう。

4.異質なもの同士を組み合わせてみる

ありふれた設定に別の要素を組み合わせてみる手法です。

例えば「無人島での遭難もの」は、一般的には泥臭く生き残り、時に人間の悪性が浮き彫りになるような創作が多いと思います。

そこに「女子高生」「コメディ」という要素を組み合わせた「ソウナンですか?」という作品があります。こちらの作品、ガチめのサバイバル要素も盛り込んでいますが、女子高生たちがコメディタッチに生き抜いていくため、悲壮感や悪性要素が希薄で、そのギャップがまた面白さを産んでいます。

他にも「魔王に浚われた姫」というありふれた設定に、「姫がやたら強い」「囚われの身という緊張感がない(主目的が眠りたい)」という異質な要素を組み合わせた「魔王城でおやすみ」という作品。こちらもRPG要素を多く含みながらも、一般的な囚われの姫じゃないため、今までにない作品として成り立っています。

最初は単語同士の組み合わせでも大丈夫です。「人狼×ほのぼの」「ときメモ×おじさん同士」みたいに、とにかく案を出すだけ出してみましょう。

5.誰かと話す

ひとりで考えても出ない時は出なかったりします。

そんな時は、誰かと話してみるのも手です。「ネタが出なくて……」と相談するのもいいですが、身構えずに気楽に雑談をするだけでも大丈夫です。

人とやり取りしていく内に、ネタが出てくることもあります。何気ない会話の中にも創作のヒントは隠れているものです。

例えば話している相手は大のホラー好き。「○○ってホラー映画の□□部分が怖くて好き」と言われたとします。

自分はホラー苦手だから怖いのやだよ~~!

……と思うのももちろん自由ですが、更に思考を進めてみるのもアリです。「自分だったらその怖い部分をこうして怖くなくする」とか「そのホラー映画に△△要素を足したらどうなるかな」とか。

「2.自分だったらどう描くか?を考えてみる」で説明した手法だね。

他にも、純粋にその友達の「ホラー好き」という考え方を作品に落とし込むのもいいと思います。主人公はホラー好きだけど、一切ホラーな目に遭ったことがない。ホラーな目に遭うために「色々やった」けど、やっぱりホラーな目に遭わない──……。

その「色々やった」って部分怖すぎるんだけど……。これ、主人公がもうホラーな目に遭わせる側なんじゃ……?

そういう思考が大事です。実際、これでもうひとつのネタになったと思います。

「ホラー好き」っていう設定を「お笑い好き」にしてみるとかどうかな?主人公はお笑いが好きで笑わせるのが好きで得意だけど、自身は心から笑ったことはないみたいな。

これでまたひとつネタが出来ましたね。これは「3.舞台や設定を置き換えてみる 」に通じる考え方でもあります。

こんな感じで、相手と会話をしていく内に考えがまとまることもあります。ひとりで悶々と考えても出ないという時は、誰かと話してみましょう。

6.一度考えるのをやめる

リラックスしていたり、脳がボーッとしている状態の方が、アイデアが浮かびやすいと言われています。実際、散歩中や入浴中に、突然思い浮かんだことがある方も多いのではないでしょうか。

ただ、何もせずにいきなりボーッとするのではなく、一度徹底的に考えてみてからボーッとしましょう。

まとまらなくてもいいのでネタを絞りに絞り出した後で、ボーッとする時間を設けるのをオススメします。そちらの方が、何もせずにボーッとした時よりも閃きやすくなります。

おぼろげでふわっとしたネタのカケラだったとしても、頭の片隅にあればある時突然「あ!あのふわっとしたネタ、こうすれば……!」みたいな閃きが降りてくることがあります。ネタのカケラがないと閃きの起点が弱くなるため、例え形になってなくてもいいので、一度とにかく格闘してみましょう。

そして何より休息は大事です。閃きを待ちつつ、キチンと休みましょう。

まとめ

この記事では、ネタ出しの方法を6つご紹介いたしました。

ネタ出しの方法まとめ
  1. 今まで触れたことのないものに触れてみる
  2. 自分だったらどう描くか?を考えてみる
  3. 好きな作品の舞台などを置き換えてみる
  4. 異質なもの同士を組み合わせる
  5. 誰かと話す
  6. 一度考えるのをやめる

アイデアやネタが出ない時ほど、今までやったことのないネタ出しを試してみる絶好の機会とも言えます。この記事が、自分なりのネタ出しの仕方を探る一助になれば幸いです。

当ブログでは引き続き、管理人の経験を元に、漫画家に対する疑問などをお答えしていきたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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